EMLink Intelligence(AIエージェント機能)をリリース

2025.06.11

 設備アセットマネジメントクラウド「EMLink」に生成AIを活用した新機能 EMLink Intelligence のβ版を追加しました。ユーザーはEMLink内に格納された修繕/点検履歴・実績コスト・IoTデータや、お客様固有の設備管理要領等のルールを学習して、点検計画ドラフトやコスト最適化支援、レポーティング等を自動生成。”設備管理・アセットマネジメントクラウド”と”AIエージェント”を組み合わせた本邦初*のソリューションとなります。

 現在は複数のお客様での実証と機能改良を進めており、2025年度の夏頃に第一弾の製品版をリリースする予定です。

*弊社調べ。文書作成等の単一機能ではなく実質的に設備管理/アセット・マネジメントに寄与するもの。

 EMLinkは2022年のリリース以降、石油精製・化学・素材・医薬品等の製造業やインフラ産業を中心に数多くの企業に導入され、アセット管理の効率化や保全関連コスト/業務時間の削減に貢献しております。

 昨今の生成AI技術の急速な発展を背景に、EMLinkを一層便利に、また高度に進化させるソリューションとして、「EMLink Intelligence」を開発いたしました。

 EMLink Intelligenceは AIが設備データ・保全データを分析・理解 ▶ AIが自動でデータ生成作業・提案 ▶ 人が最終判断、すなわちAIエージェント機能を搭載することで、作業効率化だけではなく、高度な意思決定の支援を実現します。

 本ソリューションは、お客様固有のデータ(保全履歴、設備データ、設備管理要領)に基づいた分析により、具体的な示唆の提示が可能です。従来の生成AIツールが文書生成や整合性チェック等の単一機能に限定されていたのに対し、EMLink Intelligenceは強力なデータ統合機能(関連付け、構造化)を基盤として、「作業実行にとどまらず、意思決定に直結するアクションを具体的に提示」することが可能となっております。

関連情報

■ プレスリリース PRTimes:EMLink Intelligence(AIエージェント機能)をリリース

■ Note記事 生成AIは技術者不足を補えるのか?次世代の工場を支える新しい保全管理の形

 EMLink Intelligenceに質問している様子(2025年5月時点版)